尻の臭い親父

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総尻穴数:

段原部長登場

うちの会社は設立から30年ちょっとで、当時若手だった雷電部長たちが頑張って新規参入した、業界では中レベルの存在。ライバル会社は操業100年の超老舗。
むしろ、うちがやっとライバルとして世の中に認知されるようになった、っていうのが当たってる。時流に合わせた商品開発とサービス提供、そして雷電部長の押しの強い営業力がうまく噛み合ってきた結果だ。
社長は雷電部長をすげえ高く評価してるらしい。今の若手からすれば汗臭い熊親父にしか見えないし、営業部は高いノルマに毎日ひいこら言ってるが。
一方の老舗会社は、ありがちな殿様商売で、政財界とのつながりも強い大企業だ。俺には客のことを考えてやってるのか多少疑問があった。
ところが、雷電部長が一営業マンとして開拓に専念していた頃、同い年の営業マンで段原っていう超やり手が向こうにも入ったんだそうだ。勢いのある雷電部長でも、バックボーンの強みのある段原部長には何度も辛酸をなめさせられてきたらしい。
 
「やあ、雷電。相変わらず無精髭がお気に入りなんだね。まだ部長続けてるのか?」
案内された会議室で待っていた段原部長の一言は強烈だった。というか、部長を雷電と呼び捨てにする人間を俺は初めて見た。でも、さすが部長は動じない。
「今日はアシスタントを連れてきた。犬塚だ。段原のお気に入りの執事くんは一緒じゃないのか?」
「ああ、あれはとっくに辞めたよ。お気に入りでもなかったし。はいはい言ってるだけで役に立たない男だったな。犬塚くん、段原です。よろしく。」
俺も丁寧に挨拶と名刺交換をした。向こうから握手を求めてきたので笑顔で応じたら、すげえ脂ぎった手だった。
そう、雷電部長と段原部長はいろいろと対照的な見た目をしていた。同じなのは体重が重いってことくらいか。
うちの巨大な色黒熊親父に対して、段原部長は俺よりも背の低い、色白でつるっつるのトカゲ顔だった。ついでに言うと、髪も薄く撫でつけてあって、てっかてかに脂が浮いている。
意志の強そうな目も全く同じとは言えなかった。段原部長の細い目には人を見下す色が含まれている。
雷電部長と同い年なんだから56歳か。完全に女子社員に嫌われる見た目だな。
特に、腹周りは雷電部長より二回りも三回りも太い。座るとモロに三段腹になった。まだ何もしてないのに汗がてかてかと吹き出している。
その汗臭さに俺は一瞬で悩殺された。雷電部長を凌ぐ、分かりやすい不潔なデブ親父。加齢臭プラス洗ってないデブの体臭。これでもし、ケツも拭けない臭い親父だったらどうしよう。
今日の俺の役目は、雷電部長の計画案を飲ませるためにこの段原部長をコントロールすることだ。ってことは分かってるのに、段原部長を見た俺の変態の血がどんどん下半身に集まってくのを感じて、焦らずにはいられなかった。
でかいスーツを着込んだ二人の親父。二人とも、スーツのボタンがはじけ飛びそうだ。雷電部長ももちろんいいけど、段原部長もいい!
 
会議は俺が思っていたよりずっと穏やかに進んでいた。時々段原部長の嫌みが飛んでひやりとしたが、雷電部長も嫌みで返す。二人で笑い合ってて、なんかほんとに嫌い合ってるのか俺には分からなくなった。
とにかく、この二人のデブ親父の間で会議に参加させてもらってるってことだけで俺はチンポがっちがちだった。熊とトカゲの会議。どっちもいい男でまいっちまう。
「犬塚、そろそろ3時だ。ワシと段原は少し外で休憩してくるから、お前はコーヒーをいれておきなさい。」
「すまないね、犬塚くん。君たちにはいつもセルフコーヒーをお出ししているんだ。僕の分もよろしくね。」
へいへい。なんつうか、俺って昨日からコーヒーマスターだな。仕方ねえか…。
ばたりとドアが閉まり、二人のビジネスマンが消えた室内を見回して、俺は心臓がばくばくしてきた。
待てよ、コーヒーいれるより前にやることが、俺にはあるんじゃないか?雷電部長と段原部長って、どっちのケツのほうが臭いんだろうか。
なぜか段原部長のほうが臭いことを期待しつつ、俺はまず雷電部長の席を引いた。ひざまずいて座面に鼻をぐっと押し当てる。
ぐわ、くっせえなあ。嗅ぎ慣れたギンナン臭が今日も強烈だ。全体重で椅子にケツの臭みを押しつけている雷電部長。営業マンなら清潔にするべきなんだが、俺にはこれがたまらなくいい。
さて。心臓がどんどん速くなってる。よその会社の部屋でそこの偉い人間のケツの匂いを嗅ごうとしてるなんてな。外に人の気配はないし、ぱっと見てカメラもなさそうだ。
よし、変態犬塚、いきます。俺は段原部長の席を引くと、ひざまずいて座面にぐっと鼻を押し当てた。
「うぐっ!くっせえ!」
思わず声が出た。下痢臭い。段原部長、マジでケツ拭けてなすぎ。ケツに下痢、付きすぎなんじゃねえか?股から座面中央まで、つーんとガキみたいに鋭い糞の匂いがする。
くっせえ、たまんねえ。段原部長のケツなめてえ。嫌みを浴びせられながら下痢臭いケツを顔中にこすりつけられたら…。俺、ぶっ飛んじまいそうだ。
俺の鼻はひたすら段原部長の臭い座面を嗅ぎまくった。見た目からしても営業マンとは思えないけど、ケツがこんなにくせえとマジで女子にはモテないだろうな。結局、雷電部長の倍の時間をかけて、くんかくんかと段原臭を楽しんでしまった。
 
「犬塚くん、コーヒーがうまいよ。いい香りだ。第一、我が社はいつも上級のコーヒー豆を切らさずにいるんだけどね。君は香りを立てるのが上手じゃないか。」
いえ、段原部長のケツほどでもないっすよ。
「ワシならそんな経費は絶対に認めさせんところだが、このコーヒーはうまいな。」
雷電部長も渋々ながらご満悦の様子。
ああ、よかった。
にしても、他社の人間に普通に雑用させて平気なんだから、このトカゲ親父は相当イカレてる。でも、そこがよかったり…。
ああ!俺の頭!おかしくなっちまいそうだ!

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