権藤の排便#1
- 2015/02/11
- カテゴリ:公園管理日誌
権藤は古賀と同じく福岡の出身で、大学の先輩に当たるらしい。
色黒の肌に白のラガーシャツと紺のラグパンが凛々しく映える大男だ。
角張った面構えをしており、目もぎょろっとしている。頭もだいぶ禿げている。
髭をたっぷりと蓄えた唇も厚ぼったく、自信家といった風貌だ。
しかし、練習にはほとんど参加しない。
選手の動きを見ては、「もっと体ぶつけろ!」だの「おら、しっかり腰落とせ!」だのと、ダミ声でどやしているばかりだ。
そのため、古賀にも増して、腹周りには脂肪がでっぷりと乗っていて、これはこれでうまそうなのである。
権藤の大権を振るう姿に、嫌々ながら従う若者あり、古賀のように慕う者あり、と選手の反応も様々だが、たまに欠員が出て彼自ら試合に出場するとなれば、得点を挙げるなど、必ず結果を残す。
それもそのはず、現役時代の権藤は「鉄の牛」と呼ばれていたほどの筋肉マンだったそうで、脂肪の下には今なお分厚い肉の壁を纏っているのである。
さすが監督。古賀とはまた違った、大変男臭いノンケ親父だ。
子どもは男ばかりが4人もおり、3人は独立して、四男が高校生だと聞いた。
つまり、40を過ぎてからの子作りで出来た末っ子というわけだ。
下半身も強く、精力も絶倫のようである。
「ああ!糞が詰まっちまったよお!」
どやどやとワシの仮設便所に巨体を押し込めながら、権藤が毒づいている。そして。
びぶうぅぅぅぅぅぅぅいっ!!ぶいっ!ぶいぃぃっ!びぶいぃぃぃっ!!
「うはあぁぁ!」
まだラグパンも下ろしていない状態で、長く汚い屁を連発した。
壁を隔てたワシの鼻にも、ぷーんと親父の下痢臭い屁の匂いが届く。
おいおい、いつもながら水っぽい屁だなあ。また漏らしたんじゃないのか?
「よっこらしょっ!」
ラグパンを膝まで下げる。権藤もいつも白ブリーフだ。
見ると、尻の割れ目の部分が茶ばんでいる。しかも、少し湿っている。
やっぱりな。監督さんは下痢体質だからなあ。
ブリーフも膝まで下げると、重たい腰をぐっと落として、毛むくじゃらのでっかい尻をこちらに突き出した。
真っ黒なデカ尻は大した迫力だ。
割れ目も広く深く、そして毛深く、何より汚い。
さっきの屁で漏れた糞汁が、しぶきとなって尻の谷間に数カ所飛び散っている。
もちろん、裏返されて丸見えになった白ブリーフの後ろ側にも。
そもそも、尻穴にも割れ目にも、拭き残した黄土色の下痢がべたべたと付いたままになっており、見た目にもかなり湿っている。
白ブリーフも、後ろ全体が見事に茶色だ。
ここまで尻をちゃんと拭けない親父をワシはほかに知らない。
毛深いのと不器用なのが合わさって、ガキ大将みたいな汚れ方なのだ。
真っ黒なのは尻だけではない。
下痢がこびりついた蟻の門渡りの下にぶら下がる、二つの大玉も毛むくじゃら。
そして、でろーんとしなだれるぶっといマラも、使い込まれて真っ黒だ。
こんなに男くせえのに、尻の割れ目は下痢まみれなのである。
「ああ出る!糞出る!」
ぶりぶりぶりぶりぶりぶりっ!!びぶうぅぅぅぅいぃぃぃぃぃっ!!
「うおぉぉ!」
今のは屁だ。穴をぶるぶると震わせて、オートバイのエンジンかと思うほどの汚い爆音だ。くせえ。
さあ、ここからが「鉄の牛」の本領発揮である。
ワシの好きな、くっせえ親父の糞汁粉、どんぶりに男らしく大量にぶちまけてくれよ。
おら、しっかり腰落とせ!