尻の臭い親父

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総尻穴数:

ロマンスグレーの敗戦#1

ピンポーン。
小さな駅の改札口に通勤ラッシュの客が吐き出される中、けたたましいアラームが鳴り響く。
目をやると、一つの改札機の前で初老の男性客が立ち往生していた。
おそらく定期券の記録トラブルで引っかかったのだろう。
しかし、本人は“えっ?”という顔で口を開けない改札をにらみ、何度か財布をセンサーにタッチしている。
その度に例のアラームが鳴る。相当動転しているようだ。
にしても少し様子がおかしい。
60歳くらいだろうか、年相応に品のいいスーツをびしっと着込んだ凛々しいロマンスグレーの彼は今、顔中に汗を浮かべている。
薄手のスーツも汗だくにして、全身に落ち着きがない。
俺はすぐにそれが夏の暑さのせいではないことを見抜いた。そして、俺の中の悪魔が一瞬で計画を練り上げる。
 
「どうなさいましたか?」
他の改札を通り抜ける客足が収まった頃を見計らって、駅員室の窓から紳士に声をかける。
すると、はっとした彼は財布を握りしめたまま俺のほうへもじもじと歩いてきた。
「改札が…開かないんだけどね…。」
よく通るいい声だ。精悍な顔と長身の逞しい体格によく似合っている。
でも、そんな精力にあふれる紳士も今はどことなく縮こまり、本来なら燃えるように輝くであろうきれいな目を明らかにおどおどと落ち着きなく動かしている。
近くで見ると、いい男だ。温かい家庭を築き、職場でも信頼され、充実した人生を歩んでいるのだろう。
「カードを見せていただけますか?」
紳士が財布から定期券を取り出そうとする。手まで汗でぐっしょりだ。
ところが、慌てているのか財布の問題なのか、なかなかすんなりとカードが出ない。
「ああ…待ってよ…ああ…。」
俺は待っていられるが、むしろ待てないのは紳士のほうだった。汗で滑る手で懸命にカードを抜き取りにかかる。
目はしきりに改札の外の公衆トイレを確認している。すらりと長い両足がどうしても足踏みを繰り返してしまう。
ったく、人前でそんなあからさまに…。おもしれえ。
「ごめん!…ちょっと、行ってきてもいい?」
やっと取り出せた定期券を押しやりながら彼が周りをはばかるように早口で聞いてきた。ほんの一瞬だけ、顎で便所を示す。
「申し訳ありません。記録を確かめてからでないと。少々お待ちくださいね。」
「すぐ戻ってくるから!」
妙に大きな声が出て、紳士は自分でも驚いたようだったが、俺はさっさと窓から離れた。
鶴田賢三さん、60歳ですか。確かに、賢そうな親父さんだ。へっへっへ。
当然、ただの記録トラブル。乗車駅の改札でうまくタッチできなかったのだろう。
数秒もかからない処理にわざとたっぷり時間をかける。
「すみません…改札の中に…トイレは…。」
ようやく口にしたか。体を小刻みにもじもじさせやがって、鶴田さんったら。よっぽど切迫してるんだな。
俺は小さく首を横に振り、恐縮してみせた。そのまま適当な書類に手を伸ばし、がさごそとやる。
真横にあるバーを乗り越えることもせず、紳士は実に辛抱強く俺を待った。
その表情は時間を追って険しく、そして情けないものになっていく。
顔から吹き出す汗はもはやだらだらの脂汗となり、半開きの口でなんとか呼吸を整えようと努力している。
白髪交じりの頭髪からもぼたぼたと脂汗が滴る。
眉間にシワを寄せた必死の顔つきは、整った男らしい外見を台無しにしている反面、たまらないエロさをアピールしていた。
ふう、ふう、と断続的な息づかいがこっちにまで聞こえてくる。
きっと電車のクーラーのせいで突然催してしまったんだよな。ずっと耐えているんだよな。もう何度目かの波を迎えているはずだ。
親父さん、普段見ない顔だからな。
いつもの駅まで我慢できずに下車したのがかえって裏目に出たってところだろう。
しかも、あんたより30歳は下の俺様に当たったのが“運の尽き”ってわけよ…。
 
5分後にのっそりと駅員室から現れた俺を見て、紳士の顔に若干の精気が戻る。
定期券につかみかかるように伸びてきた手には目もくれず、俺はその希望をあっさりとたたきつぶした。
「カードに不正な記録が残ってましてね。すみませんが、中でお話を伺えますでしょうか?」
窓を閉めてから、優しく男の手を取って駅員室へと連行する。
紳士の顔は急速に青ざめ、とにかく何か言おうと口をぱくぱくさせていた。
さあ、あんたの個室はこちらだぜ。たっぷりウンを付けてもらおうか…。

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