尻穴の記憶#4

「うくっ、くせえ!ううっ、くっせえ!」
ぴったりと押し当てた鼻の中に、しばらく洗われていない雄穴の下痢臭と蒸れた加齢臭が直接流れ込んできた。
(くせえ!高木先生のケツの穴!すげえ・・・マジで匂い嗅いでる!くっせえ!)
「ごっつう臭いやろ。鉄男君は他人にケツ匂われるんは生まれて初めてでっか?」
「当たり前だ。これ以上、浩に変なことさせないでくれ。」
処刑台に四肢を固定された状態にもかかわらず、高校教師は教え子の解放を実直に訴える。
「変なことやて、人聞きの悪いこっちゃ!こら立派な前技ちゅうもんやないか。正真正銘のホモセックスでっせ。
鉄男君は独りもんやさかい、男同士のセックスに興味あるんとちゃいますのん?」
「断じてない。」
「そうでっか。断じてない言うてるで、浩君。高木先生は完璧なノンケさんや。」
大股開きのでか尻に顔を埋め、くすんだ色の陰嚢とぴんと張られた内股の白髪を眺めながら、父親のような男の臭い尻穴を嗅ぎ続ける。
(ああくせえ!先生くせえ!ケツくっせえ!ウンコくせえ!大好きだよ先生!くっせえくっせえ!)
自分をかばって落とし前をつけると宣言した熱血教師の尻の穴。48歳のノンケ親父の尻の穴。
初めて嗅いだ高木先生の穴の匂いは、32歳も年下の少年にとってはあまりにも臭く、不潔で、なにより最高にいやらしかった。
夢中で嗅ぎ回す深い割れ目の奥で、ふーふーふー、くせえ、と荒く乱れた深呼吸が繰り返される。
ふいに制服ズボンの中に手が進入してきて、勃起を直に握られた。尻嗅ぎを横から観察していた笠松の唇が浩の耳元でぼそりとつぶやく。
「びちゃびちゃや。」
(たまんねえ!高木先生!ケツ臭すぎる!下痢臭くてたまんねえ!ずっと嗅いでみたかったんだ!大人のくせに!ああくっせえよお!)
「頼むから浩を巻き込まないでくれ。未成年をそういう世界に引きずり込まないでほしい。
笠松さんが男同士でしたいのなら、この子を部屋から出してからにしてください。相手をする覚悟はあります。」
さすがに耳をほんのり赤くして大の男が懇願する。
思わずぶふうっと吹き出す組長。そして、その巨体から地の震えるような怒号が飛んだ。
「オノレ何様じゃ!!いわしたろか?!この尻臭夜回り!!」
ふがふがと穴を嗅ぎ回していた浩も驚いて尻から顔を上げた。呆然とする高木と一瞬だけ目が合う。
笠松が高木の横にしゃがみ、髭面を眼前まで持ってきて言い放つ。
「40も越えよって糞の拭き方も知らんダボがよう言うたな。男の相手なんぞできるわけあれへんやろが。勘違いもええとこや。
くっさいケツさらしよって。すかすんは屁えだけにせえや。」
あまりにもはっきりとバカにされて、誠実な教師のいかつい顔がぐしゃりとゆがむ。耳の火照りが急速に増していく。
「がっはっはっは!恥ずかしいなあ鉄男君!ほな、ワシが直々に君の立場ちゅうもんを教えたる。
さあて、鉄男君のウンコ臭いお尻の穴はどんな味するか!がっはっは、ねぶりたなってきたで!」
それを聞いた浩の心に新たなざわつきがわき起こる。
組長の巨体に特等席を明け渡すと、先生の横で事の成り行きを見守るべく、硬い床の上に正座した。
自分を幾度も励まし救ってくれた中年教師の骨太の体が素っ裸に剥かれ、恥ずかしい形で二つ折りにされている。
笠松が無遠慮に毛だらけの割れ目を両手で開き、高木の秘部を全開にする。見ただけで鼻の中にくすぶる湿ったギンナン臭が鮮明によみがえるような気がした。
尻の山から伸びる太腿の裏にそっと手を乗せてみる。毛の少ないつるつるした肌の下で、よく発達した男の筋肉がびくりと動いた。
「浩君、よう見いや。これがほんまもんのケツなめちゅうもんやで。
男の割れ目ちゃんをばっくり開いてな。舌使うて思いっ切りべちょべちょやるんや。おなごにしたるんと一緒や。
ええか、ワシの舌と鉄男君の穴の絡まり方を注意して見ときや。いくで。」
口髭をにたりとゆがませ、高木の割れ目に顔を寄せた笠松の口から分厚い舌がちろりとのぞく。直後。
ぶっちゅううううう!
肉が肉を吸う下品な音が割れ目の奥で鳴る。高木の毛だらけの尻穴は笠松の唇と舌に文字通りむしゃぶりつかれた。
べろべろべろべろんべろん。続いて白髪の割れ目が吸われなめ回される。舌が生き物のように雄穴をこじ開け、ひだから茶色のカスをごっそりとねぶり取る様子が丸見えだった。
「くうっ、苦い!鉄男君の割れ目ちゃんはくそうて苦い!ワシ撤回するわ!鉄男君のケツ穴はおいしい!尻臭夜回り最高や!」
ぶっちゅぶっちゅぶっちゅ。べろんべろんべろん。じゅぶうううっ、じゅるじゅるるっ、じゅっぽん。
「わあ、くっさあ。男の割れ目や。ノンケ親父の糞カスや。ちり紙もうんまい。苦みがごっつう効いてるで。」
尊敬する教師の最もプライベートなくぼみが組長の舌によってべろべろとかわいがられている。
想像を越えた卑猥な光景を目の当たりにして少年の顔は興奮にぽかぽかと火照った。
ふと振り返ると、高木先生のいかつい顔もぽかぽかと火照っている。しかし、それは明らかに羞恥の赤だった。
股を開かされて自分からも丸見えになっている中年男の尻穴を、女の割れ目に見立ててじゅばじゅばと荒々しく吸い立てるスキンヘッドの親父。その卑猥すぎる舌使いをまともに見せつけられては。
いつも冷静な先生でも、さすがに耐えがたい屈辱を感じずにはいられないだろう。
「ねぶるかいな?ねぶりたいやろ、先生の穴。」
笠松が割れ目から顔を上げ、下痢のカスがこびりついた口元をにたりとゆがめて浩に問う。自分を信じる熱血教師のうぶな尻穴をなめたいかと聞かれているのだ。
少年はこっくりとうなずいた。呆然と事の成り行きを見つめる全裸の大人の前で。