鉄の穴#6

じりじりとネジを回転すると、4cmに広がったところでついに糞便が動いた。
直腸のぜん動運動に合わせて、むりむりと糞が肛門までやってきた。
前立腺責めの時とは違い、今回指のストッパーはない。
べぇっ、べっ、と腸の粘膜がガス漏れの音を立て、糞の頭がリングいっぱいに顔をのぞかせた。
一度付近まで到達してしまえば、もう鉄自らの意志では便意を押さえるどころか排泄を止めることなどとうていできない。
俺がぐいっと糞の頭を直腸内へ押し戻してやる。
それでも腸の排泄の生理ですぐに糞便はリングの淵まで押し出されてくる。
4cmの状態で何度もこれを繰り返す。
鉄の穴は、びっ、べびっ、ぶいーっ、べべーっ、と楽器のように屁を連発した。
 
通せんぼうをくらった糞便からまたもやとろとろと汁が垂れはじめ、白ブリーフの後ろをしっとりと汚していく。
当の鉄親父はといえば、さすがに額に脂汗を浮かべて必死に強烈な便意をこらえている様子。
背中から尻にかけてもじっとりと汗。むわっと広がる男の体臭。
さあ、この辺で悲劇の始まりといこうか。
 
できるだけ糞の頭を直腸深くまで押し込むと、予め左手に用意したグリセリン液を素早く右手の人差し指にまぶす。
そして、運動を続ける直腸襞にたっぷりと丹念に塗り込めていく。
 
鉄さんの身体は劇的に反応した。
びぶいーっ、と長い屁を漏らしたかと思うと、ぐいぐいと直腸が収縮を繰り返し、
あっという間に便塊がリングを乗り越える勢いで肛門から少し顔を出した。
ゆるんだスラックスからは下痢臭い糞の直接的な匂いが立ち上る。
親父は素知らぬ顔を通しているものの、この大便臭はもう周囲の人間が気づかないわけがない。
まあ、いいのさ。いつものように、とことん最後までやろうぜ。
 
外へ出たがる糞便の欲望を叶えるべく、俺はネジを回しはじめる。
 
5cm、糞の頭がひょっこりと完全に露出する。
こうなるともう直腸からの圧倒的な排泄の圧力は、俺の手の力をもってしてもくい止められないのだ。
ブリーフに糞便が直に密着して、純白がさらに汚される。
 
6cm、糞の胴体がのっそりとうねりながら現れる。
むりむり、ぶりゅりゅっ、ぶちぶちぶち、ぶばばばばっ、とガス混じりの爆音を伴いながら見る見るブリーフごしにスラックスの後ろの容積が増していく。
さっきまで連発していた屁なんか、挨拶みたいなもんだったのか。
この糞臭は半端じゃない。臭過ぎる。
個室の壁も便器もなしでスラックスのまま直接排泄させられているのだから、無理もあるまいが。
きっと鉄自身の鼻も自分の糞の激臭にひん曲がる思いだろう。
 
ここまでは括約筋が肛門を開こうとしてどんどん広がってくれるので割とスムーズに拡張できる。
7cmは少し苦労した。
鉄は全く痛がったりなどはしないが、たぶん穴に激痛が走っていたかもしれない。
なんとか拡張すると、糞のもっとも太い部分が、ぶりぶりっ、とリングいっぱいに排泄され、
続いて、長くて太い一本糞が何の躊躇もなくリングをねちねちと通り抜け、
最後に、出したばかりの糞便の上に、どろどろっ、べじゅうっ、べえーっ、と下痢便が流れ出て、電車内での強制排泄は終わった。