鉄の穴#3

中指を加える。
初めに塗った俺の唾よりも今は鉄自らの腸液の方が潤滑材だ。
手元ではぐちゅぐちゅと中をかき回す音がしているだろう。
前立腺から脳天へ抜ける電流は2倍、いやそれ以上かもしれない。
容易に糞が出てしまわないよう、2本の指でブロックする。
何度も手前に押し出されてくる糞便をぐっと奥へ押し戻す。
そのうちに、直腸奥のガスが対流してきて、ぶはっ、ぶっ、と指にかすかな振動が伝わり、
これもかすかだがゆるんだスラックスから屁の臭気が上がってくる。
鉄は快感と同時に相当の便意をこらえているはずだ。
こんなことは一度や二度ではないから、鉄にはもはやそれさえも快楽だったりして。
 
相変わらず両目を軽くつむったまま表情一つ変えない鉄親父だったが、
穴の方は腸液だけでなく、便からにじみ出た糞汁が混じり、べとべとに濡れそぼっていた。
割れ目もいい具合に汗ばみはじめている。
おそらく、でかチンの先からもどんどん前立腺液があふれ出しているに違いない。
 
3本目、薬指を入れる。
ここから先はトコロテン一直線コースである。
指先はぬるぬると生温かい粘膜ごしにかっかと熱を持って脈打つ前立腺の筋を揉みしごく。
すると、玉袋の下側からつうっと冷たい先走りがブリーフの中に広がってきた。
後ろまで流れてくるってことは、前はもうびっしょびしょだな、こいつ。
抱えているバッグで見えないが、スラックスの前。
平常時でも10cm以上はありそうな竿とそれにつり合う豊かな二つの玉が作るもっこりは、淫らな液がにじんで広がり卑猥にひくついている姿を公然とさらしているんだろう。
 
腸内に溜まったガスは恥というものを知らない。
指が縦横無尽に動くせいで外からも空気が入り込んでくるのか、ぶっ、ぶべっ、べっ、と屁が絶え間ない。
まだ周囲には気づかれまいが、俺の鼻には鉄の身体から漏れでた臭いガスが襲い続ける。
俺の指は、腸液だか糞汁だか分からなくなったねっとりした潤滑物がいやらしくまとわりついていた。
 
拷問は5分ほど続いた。
鉄の穴が3本の指をまとめてきゅっきゅっと断続的に締め付けてくるようになる。
そろそろ噴火する頃だな。
指どころか手までべっとべとだ。親父の糞と先走りで。
ぶうっ、と誰にでも聴こえるような一際でかい屁が出る。