鉄の穴#2

これが鉄の穴だ。
今や毎朝のように拡張されていても、まだまだノンケらしい締まりがある。
気温で少し蒸れた割れ目の奥を探索すると、剛毛の中にあって穴の襞には毛がなく、かき分けると粘膜のべたべたした感触。
いったん手を抜き、指に付いた匂いを嗅ぐ。臭い。
しゃぶるとほんの少し苦い味。
鉄、今日もいい感じじゃん。
ベルトがゆるみ真っ白な上下の肌着がちらりと見えるスラックスの中へ、唾で濡れた人差し指を再び滑り込ませる。
割れ目を探るやすぐに穴をぐりぐりと唾液でほぐしながら、指は意外なほど簡単に直腸の中へ入っていった。
 
鉄がびくりと身体を振るわせたようだったが、電車の揺れかもしれない。
そのくらい、鉄は微動だにしない。されるがまま。
声も上げない。今まで会話すらしたことがない。
それでも俺は、黒岩鉄雄を知っている。
誰も触れない、誰も目にしたことのない、この熊のような男のもっとも恥ずかしい箇所。
そこの全てなら、財布の写真で微笑む奥さんや3人の子供達なんかよりずっと詳しいのだ。
 
その証拠に、温かい直腸襞を第二間接ほど進めばまず指先にこつんと当たる固形物を発見。
鉄はどうやら一晩溜め込んだ物を通勤直後に会社の便所で排泄する習慣なのだろうか。
毎度ながら、今回もでかそうだ。糞便が直腸内部を大きく広げている。
あるのを確認して沸き上がる興奮を押さえることなく、俺はまたも指を抜き匂いを嗅ぐ。さっきより臭くてきつい。
見ると指先は腸液と糞でうっすら茶色に色づいている。
舌できれいに舐め取った後、鉄さんすげえ苦いですよ、と耳元にささやきながら三度手をスラックスの中へ。
 
昔なら糞の下に指を潜り込ませ集中的な前立腺刺激で鉄をイかせて満足していた俺だったが、
近頃はもっと鬼畜に淫らに責め抜いてやりたくてしかたない。
 
俺はこの1ヶ月くらいから定番のコースに取りかかった。
糞便を押し上げるようにして、さらに直腸奥へ進むと、肉のリングを越えて腸が曲がる。
その辺りで指はちょうど付け根まで入る。
そして、指の腹全体で陰茎側のこりっとした前立腺をぐいぐいと押しつぶすように刺激してやる。
まだ川崎にも到着していないのに、鉄には玉にスタンガンでも当てられたような、のっけから耐え切れないくらいのかなり強烈な快感が全身を貫いているはずだ。
暴れる指に応えるみたいに、腸のぜん動運動が始まり鉄の糞がどんどん肛門を目指す。
鉄もそれを感じてだろう、ケツの穴を俺の人差し指ごとぐいっと締め上げてくる。
指の腹にどくんどくんと伝わる前立腺の脈動が激しくなる。
いいぞ、鉄。感じてんだろ?
会社前に糞出しちまえよ!
なんて心中で言葉責めしている内に、親父の肛門はだいぶゆるくなってきた。