邪険にされても俺は犬

同僚たちが移動する音で部屋の外がなんとなく騒がしくなってきた。かまわず、俺は親父のでかケツに顔を埋め続けた。
まさか、男二人部屋の和室の中で、部下が上司のケツの匂いをくんかくんかやっているなど、誰も想像しないだろう。俺と部長だけの、やらしい秘密の時間だぜ。
「くっせえ。くっせえ。俺ずっとこのまま雷電部長のケツ嗅いでたいです。すげえくせえんだもん。」
「バカなこと言うな、この変態。よし、そろそろ飯だな。早く行かんと、幹事だろ?」
「うう、幹事でした。こんなにくっせえのに、俺幹事でした・・・。」
もぞもぞと巨体を動かして、俺の鼻をケツで押しやりながら雷電部長が起き上がった。秘密の楽しみの時間が終わってしまった。
「なにだだっ子みたいな顔してるんだ。さあ、飯だ飯だ!」
ったく、この親父ときたら!飯のことばっか考えやがって。だからそんなに体でかくなるんだよ・・・。
 
座敷にはテーブルと椅子がきれいに並べてあった。
上座にどっかと陣取った部長の横で静かに待っていると、みんながぞくぞくと入ってきた。温泉を楽しんだのか、ほとんどが浴衣組だ。
風呂に入ってない雷電部長もなぜか浴衣だけど。俺だけがスーツで、なんとなく居心地が悪い。
とりあえず、座った人から乾杯用の飲み物を聞き取りに回る。俺の席は玄関のそば。部長とは一番離れている。ふう。
「それでは、乾杯のご発声を雷電部長から・・・。」
 
刺身や鍋など一通りの料理に箸をつける。幸い、俺のテーブルには話せる若手がそろったので案外味わって食えた。
向こう側で雷電部長もうまそうに食ってる様子。テーブルはなんつうかぎこちない雰囲気だが。
心配していると、バスでも隣だった女の子たちが俺の視線の先に気づき、
犬塚先輩と雷電部長ってどういう関係ですか、といきなりドストレートな質問を浴びせてきた。
「そりゃ、奴隷と主人じゃねえか。決まってんじゃん。」
俺の反応を遥かに上回る瞬発力で、同期の岸が爆弾回答した。それを聞いた女子がきゃあっと騒ぐ。
言い得て妙すぎる。血が沸騰して逆流するような変な感覚に襲われる。
「何言ってんだよ。」
それだけ言うのが精一杯だった。
「だって、いっつも隣で起こられながらいろんな雑用やらされてるし。犬塚も結構辛抱強いよな。奴隷契約でも結ばされたとか?」
俺の瞬発力を凌いで今度は女子たちが、ボーイズラブ的な?とはさみ込み、勝手にきゃあきゃあ盛り上がる。
突然、一日口の中に入れていた親父のウンコの苦みと、さっきまで嗅いでいたでかケツの臭みが鮮明によみがえってしまう。あのでかケツを漬け物石みたいに俺の顔にどっかと乗せられ、ぶほおっとくっせえ屁を嗅がされる想像まで浮かんできた。
「ぜってえ違うし!部長と俺は上司と部下だって!」
自分でも言ってて間抜けだった。テーブルのみんなが笑っていた。一応、冗談話で済んでいるようだ・・・。
「犬塚はからかいがいあるよなあ。そんな全力で否定するなって。」
 
夕食が終わりみんなの顔に酒の色が回りはじめた頃に、宿に頼んでおいた踊り子さんたちがやってきて奥のステージに上がった。地元芸能を披露してくれる女性4人だ。
女っ気が増したと見るや雷電部長は俄然盛り上がり、があがあと大声ではやしはじめた。目はねちっこく女の着物をなめているのが分かった。
部長のがなり声のおかげもあって、思っていたよりにぎやかに時間が過ぎていく。ほかのみんなもなんやかんやで楽しそうだ。俺はカメラマン。
部長の間近で踊っていた年長のふっくらした女性が見物に見せかけたちょっかいにかなり気を遣ってくださったので、親父は終始ご機嫌だった。
「ああ食った食った。最後の余興もよかったなあ。一番右で踊っとった娘、着物の胸がはだけて赤くなってたぞ。犬塚見てたか?」
やっぱり、前のおばさんを触りながら反対側にいたおねえさんもしっかり確認していたか。
興奮冷めやらない部長ががなり立てながら和室に入る。少し酔っているようだ。
「はいはい見てましたよ。揺れてましたね。実はカメラで撮ってありますよ。」
「おお、でかしたぞ!犬塚君、今度ワシに見せてくれたまえ。」
「うまく写ってるといいんですけどね。お見せしますから、雷電部長の毛深い体もはだけさせてくださいね。」
既にはだけかかってる浴衣の前に手を入れると、胸毛をさわさわとなで、肉厚の乳首をつまみにかかる。
「んくうううっ・・・こら、またワシに変態なことする気だな?あっ、んっくうううっ。」
「声がおっきいですよ、部長。感じやすいんですね。乳首なめてあげましょうか。親父のでか乳首、なめてあげますよ。」
布団に座らせると浴衣の前を完全に露出させ、片方の乳首をきゅっとつまみながらもう一方に吸い付き、べろべろと転がした。
「んううっ、くふうううううっ・・・。」
こりこりと乳首をもてあそんでいた手を胸元へ。胸毛をさすり、出っ張った腹をさすり、トランクスの上からチンポをそっと握った。部長の口元から深い吐息が漏れる。
優しくなでてさすって揉んでいると、トランクスの中でチンポがでかくなっていく。乳首を舌でこね回すと、ぐんぐん血液が集まって半勃ちになった。
「んんっ、んくうううっ、こら、やめなさい・・・くふうううっ、犬塚、やめなさい、こら、うううっ、んっくうううっ。」
雷電部長の訴えがどんどん小声になっていく。優しく、子供に諭すような口調に。
まだほろ酔いのはずの目が深酒の後のように赤く濁り、呆然と俺を見てる。腹の周りもいいようになで回されるがままだ。
「Hな熊さんだなあ。芸者さん見たらむらむらしちゃったんですね。今夜は俺が雷電部長の体をいっぱい喜ばせてあげますよ。」
太くなりはじめた幹をしごきながら、ぷっくらと立ち上がった乳首をちゅーちゅーと吸い立てる。のどの奥からうううっとうめく親父。恥じらいもなく、部長の太った体がびくびくと跳ねた。
「一晩中気持ちいいとこ触ってなめてあげます。あの芸者にされるよりずっとよくしてあげます。思いっきり吹き上げてくださいね。」
ケツの下に手を差し入れると、すぐに部長が腰を浮かせた。温かく湿った穴に指をぐいぐいと押しつけながら、チンポをこすり、乳首を転がす。
「熊さんの臭いケツも一晩中べろべろなめてあげます。不潔な穴に指突っ込んで、ぐちゅぐちゅかき回してあげます。
前も後ろもいっぱいかわいがって、部長をいっぱい感じさせてあげますね。」
「くふうううっ、ああっ、んっくうううっ、犬塚、んくうううっ、犬塚、犬塚あ、ぐうううううっ、んっくうううっ、くふうううっ、あああっ、犬塚亜あ・・・。」
こんこんこん・・・。
ふいにドアをノックする音が響く。部長は一瞬でしらふに戻ったようにさあっと俺から身を離すと、浴衣を締め直した。
おそるおそる玄関に出ると、杉本先輩が風呂道具を提げて立っていた。
「幹事ご苦労様。大変だっただろうから背中流してやろうかと思ってさ。下の大浴場行かないか?」
「え、ええ・・・。」
気になって後ろを振り返ってみた瞬間。
「勝手に行ってくればいいだろ。ワシは飲み直す。」
すごく冷たい顔の部長が苦々しく言い放った。今日初めて見る、怖い目だった。
雷電部長・・・。