バスでも餌付け

おおかたの社員がバスを降りるまで、俺は席にいた。左手は雷電部長のでかケツの下だ。
やっと外に出ようと部長の後に続いた俺は思わず笑いそうになった。
歩き出した部長にすぐさま駆け寄ると、周りに誰もいないのを確かめてから言った。
「部長、ケツにスーツが食い込んで、割れ目くっきりですよ。」
「お前がしでかしたことだろうが。違うか?」
「俺、鼻血出そうです・・・。うっ、指もすっげえくせえ。」
「調子に乗っとると出血多量でぶっ倒れるぞ。変態犬塚。」
部長の足が便所に向かう。が、着いたのはその裏手だった。
「やれやれ、部下にいたずらされたスーツを直さんとなあ。」
俺の前でごそごそとズボンに手をかける部長。その手が、ふいに俺のほうへ伸びてきた。
「口開けろ。」
顎を掴まれ無理矢理開けさせられた。
「うぶっ・・・おえっ、くっせえ・・・!」
まさかこんなところで餌付けなんて。毛の生えた太い指が押し込まれ、苦くねっとりしたウンカスを舌に塗り込められる。
俺は犬のように、親父のケツから取れた臭いバターを夢中でなめた。
「いい子だ・・・うまいか?ワシの尻をずっといじってたなあ。バスの中で、でかいの、食わせてやろうか?」
口髭をぐんにゃと緩めてとんでもないことを言う。上機嫌の雷電部長、のっけから飛ばしてるなあ。
俺も俺でその挑発に易々と乗っちまう。突き入れられた指をしゃぶりながら、うんうんと何度もうなずいた。
 
休憩を済ませてバスに戻る。再び走り出した車内では、またも部長と女の子たちの会話に花が咲いた。
俺はかまわずにケツの下に手を入れる。くっとケツ肉が浮いて、指が割れ目に食い込む。
っつうか、奥さんのこととか若い頃の話とか、結構引き出し多いな。俺たち野郎の前ではしたこともない話ばかりだ。
なんか焼けてくる。この親父め、焼けてくるからケツの穴ほじくってやる。
ぐぬっ、ぐぬっ、ぐんぬうううっ。
そのうちに酒の話題になる。野郎相手の場合は自分が若い頃いかにザルだったかを語る部長なのだが、
今は女の子の前でかっこつけてるのか、いい酒とうまいつまみについてしゃべってる。うへえ。
しかし、どこか話がずれてしまう部長。日本酒にはくさやが合うと言ってブーイングを浴びた。
「食わず嫌いはいかんなあ。確かに臭いんだが、辛口の酒によく合うぞ。」
それから彼女らが好きだというチーズの店の話になり、いつのまにか「臭い食べ物」の話になっていた。
部長がふな寿司を食ったと言えば、彼女らも世界で一番臭いのはスウェーデンのなんとかっていう缶詰だと言う。テレビで知ったようだ。
俺はぐにゅぐにゅとケツをいじっていた指をまた鼻に持っていった。
ぐお、くっせえ。さっきの餌付けでかき出されたウンカスの残りがパンツに付いているのだろう。強烈だぜ。
盛り上がる臭い話を聞きながら、ぷわーんとウンコ臭い親父のケツの匂いをくんくんと楽しむ。俺の股間まで盛り上がってしまいそうだ。
すると、いきなり雷電部長の毛だらけの手が後ろに伸びてきて、スーツズボンの中に入った。
「犬塚、窓開けてくれんか。少し暑い。」
まさか・・・と思いつつ、とりあえず窓を開ける。俺の顔に向かって突風が吹き付ける。
暑がる部長を、脂肪の服を着てるからとからかう残酷な女の子たち。俺にはとうてい真似できない・・・。
部長も温和な照れ笑い。頭をかくどころか、俺に向かってケツをかいている。そして、背中がぐっとこわばった瞬間。
むりむりむりゅりゅっ。すぐ横のでかケツから明らかな排便音がした。
うそだろ・・・、と思ったときには部長の手がズボンから抜かれ、背中をかくみたいに上に向かって伸びてきた。
その手には真っ茶色の柿の実が握られ、ほかほかの湯気を立てている。かきむしられて抜けた太いケツ毛が何本かくっついてる。
自分でもびっくりするくらいの身のこなしで、俺は部長の広い背中に顔を寄せ、手の中の、腐った、でかい、実を一口でほおばった。
ぐちゃっ、ぐちゃっ。56歳の糞、上司のケツから出たばかりのほかほかウンコを、椅子と背中でできた一瞬の密室で食らう。
ごろんとした排泄物からどろどろの肉カスがあふれ出す。
周囲に悪臭が漏れないよう口をしっかり閉じて噛み締めるせいで、いつもの餌付けの何倍もくせえ。
激烈な苦みに、えずくことも、吐き出すこともいっさい許されない。頼んだとおりの、やっと口に収まるでかいウンコだ。
雷電部長がみんなのいる場で排便した。俺にしか分からないように、餌付けまでしてくれた。
やっぱり部長は俺に食わせるのが好きなんだ。俺の股間は一気に盛り上がってしまった。
断言できる。これが世界で一番くっせえ食いもんだ・・・。
気が付くと、ウン汁で汚れた部長の手がマイクの頭をごしごしとこすっている。細かな網目がみるみるうちに茶色に染まっていった。
言われて窓を閉めたときにも、俺の口にはまだ上司特製の大便が残っていた。
どうせなら旅館に着くまで一日中しゃぶっていたい。頬が膨らまない程度に噛み砕いてあるからばれないはずだ。
俺はまた雷電部長のケツの下に手を入れると、臭いバターの熟成された苦みを味わいながら指を何度も動かした。
 
結局マイクは俺しか使わなかったが、鼻に近づけるだけでものすごい匂いがしていた。
おそらく、帰りのバスで乾いた雷電臭を嗅がされる犠牲者が出るだろうなあ。
もちろん、ズボンごしとはいえ、ケツの穴をさんざんいじった俺の指も半端なく雷電臭くなってしまった。