農夫のでかケツ

トラックは山に入る前のでこぼこした道路を低速で進む。今日は一日、山の緑も空の青も鮮やかに見渡せそうだ。
この道路には私も植物採集であきるほど訪れている。15分も走ると例の道路脇が見えてきた。
すると、親父さんはハンドルを握ったまま私のほうをにたっと見た。
「今日はここで糞しねえぞ。」
「もう出しちゃったんですか?」
私も思い切って話に乗る。
「まだしてねえ。たぶん溜まってるべ。」
うわ、親父さん。私を興奮させるようなことを、素朴な口調で隠し立てせずに言う。
「ここじゃない別のところでもウンコしてるんですか?」
「してるよ。山に入ってから道の脇で糞するし、畑に着いてから裏のほうで糞するよ。景色のいいとこで踏ん張るとよく出るからな。」
徳田さんが朗らかに説明してくれる。確かに、いつもの道路脇も向かい側にはうっそうと生い茂る竹やぶがあり、自然美を感じられる場所だ。
「家ではウンコしないんですか?」
「しねえなあ。夜はしかたねえから、たまに家の便所で糞するけど、ほとんど外だな。外で糞すると気持ちいいぞ。俺は若い頃から外で糞してんだ。」
「じゃあ、この辺りの山には徳田さんのウンコがいっぱい落ちてるんですね。」
はっはっはっと大声で笑う親父さん。
「おめえの言うとおりだなあ。俺はここらのあっちこっちで糞してるから。けど、糞は虫も鳥も魚も食うから、もう形もねえと思うぞ。ひょっとしたら、干からびたのがどっかに転がってるかもしれねえな。」
「徳田さんのウンコは虫たちだけじゃなくて、私も食べますよ。栄養たっぷりありそうですから。」
なるべく冗談っぽい調子で、こわごわ言ってみた。親父さんの赤ら顔が険しくなる様子はなかった。
驚いたことに、毛の生えた大きな左手をハンドルから離して、いきなり私の股間をぎゅっと鷲掴みにした。
「食いてえのか?俺の糞。ほれ、いっちょ前に硬くして。」
今までとは違う、押し殺した野太い声。私はかすれた息で「はい。食いたいです。」とできる限りはっきりと答えた。
親父さんは勃起したままの股間から手を離して運転を続けた。それ以上、特別な反応は何もなかったのだ。
徳田さん、どうしたんだろう。私は窓の景色を見るのも忘れて、60代農夫の禿げ上がった横顔ばかりひたすら眺めていた。
 
それから30分ほどして畑に着いた。昔は農協に出していたが今は自給自足でやってるだけ、と言う割にはかなり広い。
徳田さんは麦わら帽子を二つ取り出すと、一つを私の頭にかぶせて顎紐をかけてくれた。なんだかお父さんにしてもらってるみたいだ。
「とりあえず草取りだ。鎌の使い方は分かるか?」
私はうなずき、鎌を受け取った。もう下肥は引いたらしい。人が歩くところの草取りをするのだ。
なんというか、田舎らしい手作業だらけの畑仕事だ。徳田さんが私の前にしゃがみ込んで手際よく草を刈りはじめた。
でっかいケツだなあ。あの中にきっと太いウンコが詰まっているんだ。作業ズボンが縦に食い込んで、でかケツの真ん中の深い割れ目がくっきりだ。あそこに指を這わせたい。
考えはじめると欲望が止まらない。私は軍手を脱ぎ、親父さんの背後に近づくと手を尻の下に滑らせた。
畑には誰もいない。私と徳田さんだけ。人差し指をガチムチ農夫の深い谷間に這わせ、徐々にケツ穴の辺りを中心にくいくいと指の腹を行き来させた。
徳田さんは見向きもせずに目の前の草を刈っている。大きな背中の後について前進しながら、5分くらいはズボンごしに割れ目をこすり続けた。そして、指の匂いを嗅いでみる。
ううっ、くせえ。馬糞並みの強い臭みに枯れ草の鋭い臭みがブレンドされた、60過ぎた親父のくっせえケツの匂いだ。穴を直接嗅いだらすげえ臭そうだ。
「おい、まじめに手伝えよ。草、まだ残ってるぞ。」
親父さんが急に振り向き、くんくんとウンコ臭い指を嗅いでいる私に注意した。指のやり場に困った私は、鼻にあてがったままで「すみません。」と答えて軍手を着け直した。
徳田さんはまたにたっと笑って草取りを始めた。
今、まじめにやれとは言われたが、尻を触るなとは言われなかった。指の匂いを嗅いでいるところは間違いなく見られたはずだが。
あんなに「やめろ!変態野郎!」と怒りまくっていた親父さんの姿を脳裏に思い起こす。今日の親父さん、なんとなく違う。
うん、せっかく連れてきてもらったんだし、ちゃんと手伝おう。
それで、隙を狙ってガチムチ農夫のでかケツを触りまくってみよう。できれば、割れ目の匂いも嗅いでみたい。
どこまでやらせてくれるのか、試してみたくなった。