校長が家に来る

「いやあ小六さん、今日はお招きくださりありがとうございます。これ、田舎から送ってもらったものですが、よかったらどうぞ。」
黒田校長に粘土造形を見せる約束はこのところの出来事でだいぶ先送りになっていたが、今週末やっと実現した。
朝9時に張り切ってやってきた校長は、サツマイモを何本か抱えていた。腕ほどの太さだ。これは使えるぞ・・・。
「すまないね黒田さん。ワシの都合でこんなに時期がずれてしまって。立派な芋まで頂いて。」
あんたのでかい尻から出るくせえ芋ならもう200本以上頂いておるがのう、くっくっく。
「つまらないもので申し訳ないです。小六さんのあの作品を生で見られる日が来るなんてうれしいですよ。では、お邪魔します。」
普段からよく早朝の公園で立ち話をする仲もあり、黒田さんはワシのことを管理人ではなく「小六さん」と名字で呼ぶ。
「さあさあ上がって上がって。たくさん見せてあげますよ。」
校長先生が言う「あの作品」というのは全部黒田本人の糞で出来ている。
鈍感な黒田は臭い粘土だと信じ込んでいるからおもしろい。
 
「黒田さん、土日は確か7時起きでしたかな?」
お茶を出しながら尋ねる。
「はい。平日に散歩してる分、休日はさぼってます、はっはっは。」
「朝は食べてきたかな?」
「はい。起きてすぐ。年を取っても食欲が落ちなくて。今朝もたくさん食べてしまいました。」
「うらやましいのう。たくさん食べても黒田さんはいつも快弁なんじゃろ?」
「快便も快便。快便すぎるくらいですよ。便秘とは全く無縁の人生です。」
「今朝はもう大をしたのかね?」
「いえ、まだ出してません。平日は散歩の後に公園の仮設トイレでさせてもらってますが、さぼりの日は大のほうも遅いんですよ。」
それはよかった!
目の前でにこやかに笑う黒田校長のでっぷりとせり出した腹の中には、大量の太い大便がぱんぱんに詰まっているというわけだ。
あんたの太い糞を腸内から直接掴み出してみたいと思っていたぞ。早く四つん這いにさせて臭い尻穴に拳を突っ込んでやりたいのう。
どんなに男臭い声で泣いてくれるか楽しみじゃ。
 
しばらく他愛のない話をした後、いよいよ造形を見ることになった。
「まずはこれ。ほれ、写真で見せた奴じゃ。」
高さ20センチの黒田像を冷蔵庫から運び出しテーブルにどんと置く。
黒田の山盛りのなめらかな糞をふんだんに使った立像だ。足はかなり太めに作ってあるが。
「うわあ、ついに本物が拝めるのですね。ラップしてあるようですな。」
「取ってみるかね?」
ぺりぺりと慎重にサランラップを剥がしていく。
すると、閉じ込められていた大便のガスでどんどん部屋が臭くなり、剥がし終えた頃には早くも糞の臭みが一帯に満ちはじめていた。