古賀の芋糞

がらがらがら・・・。
白くてでかい尻とは対照的に毛の生えたごつい手が伸びてきた。
2、3回巻き取っただけのトイレットペーパーを尻の割れ目深くへ持っていくと、
ささっ、と後ろから前に拭いて、紙を手放した。
穴の土手に付いた茶色のウンコはまだ全然拭き取れていない。
割れ目の毛に絡まっていた柔らかいウンコも決して拭き取れたわけではなく、
蟻の門渡りに寄せられたまま、べっとりと残ってしまっている。
しかし、古賀にはもう尻を拭く気はないはずだ。たいてい1回で済ませる男だ。
思ったとおり、「よいしょっ!」と一声上げて尻を持ち上げ、古賀のでかい体が立ち上がった。
そして、白ブリーフとエンジのラグパンを掴むと、一気に腰まで引き上げ、
どたどたと物音を立てながら、古賀は便所から出ていった。
画面を外に切り替えると、排便を終えたばかりの40代後半のラガーマンが、すっきりした顔で、悠然と巨体を揺らして歩いていた。
ばんばんに張り出した尻にラグパンが食い込み、真ん中には縦に深く長い割れ目が見える。
あの奥に茶色のウンコをくっつけたままで、これからトレーニングするのだろう。
なんと不器用で男らしい男であろうか。
 
床下から取り出したどんぶりには、期待以上の芋糞が山盛りに盛られていた。
まずは、てっぺんに乗せてあるトイレットペーパーから食べる。
紙には黄色のウンコがべっとり付いておる。鼻に持っていくと肉味噌の香りがした。
口に入れる。ごわごわした紙を舌で探り、ぬるっとしたところを見つけ、臭い苦みをちゅうちゅうと吸い出す。
ああ、男の糞じゃ。臭いのう、苦いのう、汚いのう。
紙を食べ終わると、いよいよラガーマンのでかウンコを頂く。
滑らかな一本糞からはまだほかほかと湯気が上がっており、焦げ茶色の胴体に鼻を寄せるとぷーんと臭い。
べろーんと舌で表面を撫で回す。ぬるっとして、苦い。
とぐろになって横たわる糞の全体をべろべろ嘗める。おお、くせえ。
食べるのが惜しいくらいの立派な芋糞じゃ。ラガーマンの尻から出たばかりの、実に健康な芋糞である。
薫製にするのもいいが、やっぱり生糞が一番うまいからなあ。
ひときわ太くなっている胴体にも口を付ける。
最後に「ふうんっ!」と踏ん張って、むりむり!と出てきたあの場面を思い出す。
尻の穴が、がばあっ、と開いて、ドスケベじゃったなあ。ここも苦い。
そして、にゅりゅっ!と出し切った糞のしっぽを口にほおばる。
ラガーマンの腹の一番奥にあった部分だけあって、少し柔らかく、ぷわーんと芳醇な臭みがある。
男のウンコの、まさに大トロのところだ。ここから頂こう。
塊を一気に噛み切り、舌で味わいながらゆっくりと噛む。
くっ・・・くせえ。くせえ。くせえ。ううっ、くせえ。
すばらしい、ほかほかの大トロだ。苦いカスがぬるぬるとほぐれ、口の中に広がる。
古賀の尻はこんな臭い糞をいつもひり出してくれるから、やめられん。
続いて、最も太いところをがぶっと食らう。
ぐっ・・・くっせえ。くせえ。くせえ。すげえ、にげえ。
噛むごとにゴボウや豆やシメジといった食べカスが出てくる。人参もある。
ほかほかの太糞に詰まった様々な触感と苦みを味わう。
奥さんの手料理をたらふく食いおって。口を開けるのに苦労するほどの、ぶっとい糞を出しおって。
それにしても古賀よ。お前もう少しちゃんと噛んで食べたほうがいいんじゃないのか?
ほぼ丸飲みしたようなシメジが、苦い糞カスにまみれて出てきた。ワシが代わりによく噛んでやろう。
ああ、くせえ。くせえ。くせえ。ラガーマンのでかウンコ、くせえ。うめえ。
ワシは鼻を鳴らしながら夢中で古賀の芋糞を平らげた。ぐちゃぐちゃとよく噛んで、大の男の糞を犬食いする。
「古賀」と書かれたどんぶりの底が見えるまで何十口もかけて、男らしい大量の芋糞を完食した。
ガチムチ親父の尻から出た糞の匂いが脳を焼き尽くし、鼻をつぶす。心地よい満腹感である。