駅の便所で#1

今朝、通勤途中のJR目○駅で小便がしたくなり、
便所へ行くとそこら中が尋常じゃないほどウンコ臭かった。
閉まってる個室からは、ううん、ううっ、と野太い声がするんで様子をうかがってると、
べびべび、ぶうびじゅううっ、びじゅうううっ、とすげえ音の下痢噴射があって、
便所がさらにウンコ臭くなった。
ううっ、うはあっ、ぐううっ、と荒い鼻息。
結構親父かも、と思ってると、がらがらがらがら、とものすごい勢いでトイレットペーパーを巻き取りはじめた。
ちくしょう、ああちくしょう、と低い声で毒づきながら、ペーパーを使いまくってる。
そんなに尻拭くのか?とびっくりしてると、なんかごそごそやっている。
ちくしょう、とまだ言いながら個室のゴミ箱に何か押し込んでいるような音で、はっとした。
もしかして、便所に間に合わなくて糞漏らしたのかも。
顔を見てやろう、と待ちかまえてると、じゃばあっ、と水洗の音がしてドアが開いた。
出てきたのは、作業着を着た50代のガタいのいい親父。眉間にきついしわを寄せてる。
小便器に俺が立ってるのを見て親父はぎょっとしたようだ。
髭面のいかつい親父が使ってた個室から、明らかに下痢臭い空気が流れてくる。
俺は勃起しかけのチンポを仕舞うと、
手洗いへ向かう親父とすれ違いに、親父が使ってた個室へ入った。
あれは反射的な行動だった。
ドアを閉める直前、振り向いた親父とまともに目が合った。
戸惑って恥ずかしそうな表情で、何か言いたげだった。
鍵をかけると、すぐにゴミ箱のなかにトイレットペーパーの山があるのが見えた。やっぱりな。
がさがさがさ、と大げさな音を立てながら、大きな白い塊を丸ごと引っ張り出した。
そのペーパーはすげえウンコ臭いし、ずっしりしてて、まだあったかい。
塊を顔に近づけ、くんくんと鼻を鳴らしながら表面を嗅ぎ回す。
「くせえ」と思わず声が出る。
手洗いで水の音がするから、親父はまだ便所にいる。
我慢汁があふれてくるのを感じながら、俺は夢中でペーパーをほぐしにかかった。