羽倉盛り#13

「じゃあ、羽倉君が大声出して泣きながら作ってくれたメインディッシュをみんなで頂きましょうか。」
「いただきまーす。」
老人たちは口々に言い、パスタにフォークを入れた。
田山さんがすげえうれしそうに、大量の下痢を絡めた一口をずるずるっと一気に食べた。その顔が一瞬で苦悶する。
「おえっ、くっせ!にげ!かっこいい男でもさすが50代だな!うまいぞ!」
ほかの3人もずるずるやり出した。みんなして吐きそうになってる。
そりゃそうだよな。ウンコだもんな。パスタっていっても、ウンコだし。
なのに、食べてるみんなの目が笑ってる。とにかくうれしそう。
「羽倉君ったら、またすごい下痢糞こしらえてくれたわねえ。
ちゃんと我慢してくれてうれしいわ。そういう真面目なとこが大好きよ!
すごい苦さ。今までで一番臭くて苦いわ。吐きそう。」
「それがいい。えぐみがたまらんよ。イタリアンシェフらしく、生ハムやソーセージやシメジが入ってるぜ。
この男の糞、気に入った!」
「精子をブレンドすると生臭さがまたすごいですよ。
親父の尻とチンポコから出る体液を同時に味わえるなんて最高だなあ。」
柏木さんは黙々と食べてはいるけど、一番よくかんで味わっているみたい。ついに、ぼそっと言った。
「・・・とてもまずくていい料理ですよ、シェフ。」
羽倉さん、ぼうっとしたまま、力なく照れ笑い。すごく恥ずかしいんだ。
「優君もほら、食べて。大好きな羽倉君のウンチョビパスタよ。」
大好きな羽倉さん・・・。
―チンポ大きいんだろうなあ。ケツ、見てみたいなあ。チンポとケツの穴、なめたいなあ。―
昨日までそんな叶わぬ妄想で自分を慰めていたのに。
今、羽倉さんの痴態が作り出した、ウンコと精液のパスタを食べるんだ。俺・・・。
 
田山さんを見習って、フォークにたっぷり絡めた下痢パスタをずるずるうっと口に入れた。
・・・くせ!!
「げぼおっ!」
「飲み込め。とにかくどんどん食え。吐いたらもう食えねえぞ。」
ずるずるずる。ぐっ、くせ!!
「おえっ、くせっ、ごえっ、にげえっ!」
なんでだろ・・・俺のチンポがどんどん硬くなってく。
ぬめぬめした下痢。男の下痢、羽倉さんの腹の中でできた下痢だ。
くせえ、幻滅するくらいくせえ。
なのに、興奮する。苦くて吐きそう。でも、羽倉さんの下痢だ。シェフのウンコだ。
ぬるっと糸を引く舌触り。精液だ。50代の精液。濃くてしょっぱくて、苦い。
どろどろになったウンコのカスと精液。生ぬるくて気持ち悪い。
これが、54歳の男の味。男の恥ずかしい味・・・。
みんなが俺の口元を見ていた。ウンコでべたべたの口。羽倉さんが凝視してる。
「うぶっ!おいしい!羽倉さんのウンコ!羽倉さんの精液!」
羽倉さんの顔、情けないくらいぽおっと赤くなった。
「臭くて苦くてすげえうまいよ!おえっ、くせえ!くせえ!にげえ!」
「うまいだろ?毎日でも食いたいだろ?」
「げほっ、はい!羽倉さんのウンコ!毎日食べたい!ああくせえ!くせえよ羽倉さん!」
つーんと鼻に響くぬめぬめの下痢パスタをほおばって、食べてみせる。チンポも尻も丸出しの本人の前で。
「だとよ、シェフ。食べさせてやらないとなあ。」
田山さんが皿の軟便をごっそり口に運びながらにやにやと言った。
当の羽倉さんは、俺の口元ばかり見てぼうっとしてる。よほどショックだったみたいだ。
そうだよね。部下に自分の排泄物を食べられて、うまいって言われたんだから。毎日食べたいって言われたんだから。
吐くほどまずいはずなのに、食えば食うほど、この苦みがやめられなくなっていた。
くせ、くせ、くせ。大好きな親父のウンコパスタ、くせえよ。
腹の中を食ってるみたいだ。苦すぎて臭すぎて、うますぎる・・・。
この味を知ってしまった俺は、もう羽倉さんを性の対象以外で見ることができないだろうな。
俺の手で、いっぱい出させたい・・・シェフ特製の臭い食べ物を。
ほんとに、最高のメインディッシュだよ、羽倉さん・・・。
部屋中の濃厚な下痢臭に、俺の頭もぼうっとしてきた。